出展写真家のプロフィール

伊藤孝司

1957年長野県生まれ。フォトジャーナリストとして日本の過去と現在を、アジアの民衆の視点からとらえようとしている。アジア太平洋戦争で日本によって被害を受けたアジアの人々、日本がかかわるアジアでの大規模な環境破壊を取材し、雑誌・テレビなどで発表。平壌で暮らす広島での被爆者を描いた映画『ヒロシマ・ピョンヤン』を監督。日本写真家協会会員/日本ジャーナリスト会議会員。
≪著書≫『原爆棄民』(ほるぷ出版)、『アジアの戦争被害者たち』(草の根出版会)、『地球を殺すな! 環境破壊大国・日本』(風媒社)など多数。
≪HP≫
http://www.jca.apc.org/~earth/(伊藤孝司の仕事)


桐生広人

1950年長野県生まれ。75年、グリンピースの反核キャンペーンにカメラマンとして参加。タヒチのムルロア環礁、マーシャル諸島のロンゲラップ島など各地で核実験による被曝者などを撮影。93年には、ロシア太平洋艦隊が放射性廃棄物を日本海に投棄する現場を、グリンピースの船上から世界に発信。
≪著書≫「南の国のヒバクシャ」(リベルタ出版)、「ヒバクシャー世界の核実験と核汚染」(草の根出版会)。


豊崎博光

1948年神奈川県生まれ。フォトジャーナリスト。78年、アメリカの核実験の被害を受けたマーシャル諸島の人々の取材を始めたことをきっかけに、アメリカ、太平洋の島々、オーストラリア、カナダ、旧ソ連、ドイツなどのウラン鉱石の採掘と精錬、原発運転と原発事故、核実験、核廃棄物処理などによるヒバクシャを取材。95年、第一回平和・協同ジャーナリスト基金賞を「アトミック・エイジ」で受賞。
≪著書≫「核よ驕るなかれ」(講談者)、「グッドバイ・ロンゲラップ」(築地書館)、「核を撮るーあるフォトジャーナリストの旅日記」(無明舎出版)、「アトミック・エイジ」(築地書館)。


本橋成一

1940年東京都生まれ。写真家、映画監督。68年写真集「炭鉱〈ヤマ〉」で第5回太陽賞受賞。以後、サーカス、上野駅、築地魚河岸、大衆芸能など、市井の人々の生きざまに惹かれ写真に撮り続ける。91年よりチェルノブイリ原発とその被災地ベラルーシに通い、汚染地で暮らす人々を写し撮る。95年、「無限抱擁」で日本写真協会年度賞、写真の会賞を受賞。98年「ナージャの村」で第17回土門拳賞受賞。写真家として活動すると同時に、「ナージャの村」「アレクセイと泉」「バオバブの記憶」などのドキュメンタリー映画も制作している。最新作は写真集「屠場〈とば〉」(平凡社)。
≪写真集≫「炭鉱<ヤマ>」「上野駅の幕間」(共に現代書館)、「サーカスの時間」(筑摩書房)、「無限抱擁」(リトル・モア)、「ナージャの村」など。

≪HP≫ http://motohashi.polepoletimes.jp/#/


森下一徹

1939年 東京都目黒区生まれ。64年初めて被爆者と出合い、以後、広島・長崎の原爆被爆者を永年撮り続け、自身の生きる原点になった。81年、ソ連邦60周年記念国際記録芸術写真コンテスト「人間と平和」で「被爆者」がグランプリを受賞。79年、写真展「被爆者」広島。引き続き国内外で展示。1983年、グラハム財団が、富永さんの目の写真を永久保存。
≪著書≫写真集「被爆者」(自費出版)、記録写真「被爆者」(ほるぷ)、「遺品は語る」(深沢一夫著、汐文社)、「地球非核宣言」(安斎育郎共著、水曜社)、「被爆者たち」(小峰書店)など。


森住卓

1951年 神奈川県生まれ。新聞記者を経て、フォトジャーナリストに。日本写真家協会会員。軍事問題や環境問題を「世界」「中央公論」などに発表。88年、「ドキュメント三宅島」(大月書店)で日本ジャーナリスト会議奨励賞。94年以来、核実験場近辺の被爆者など世界の核被害に苦しむ人々を撮り続けている。「旧ソ連セミパラチンスク核実験場の村ー被爆者たちの叫び」(自費出版)の売上金は、セミパラチンスクで被爆した人たちへの薬代に充てている。98年から湾岸戦争で、米・英軍が使った劣化ウラン弾による、人体への影響の取材を続けている。セミパラチンスクの被爆者の作品で「視点賞」受賞。第4回週刊現代「ドキュメント写真大賞」受賞。
≪著書≫「セミパラチンスクー草原の民・核汚染の50年」(高文研)、他。
≪HP≫ http://www.morizumi-pj.com/

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